2012年6月14日木曜日

札幌市立K中学校農業体験受入

本日は、札幌のK中学2年生研修旅行の日帰り農業体験。昨日層雲峡に泊まり、AM中だけの体験だ。昨年もK中学校を受けているが、昨年は学校から弁当持参で来てお昼前に到着しPMをまるまる農業体験で使えたのだが、今回はお昼までと時間が短い。行程的に厳しいのも承知で昨年も受け入れていただいた、上川北部エリアを中心に受け入れをおこなった。

生徒と農家さんとの対面式@愛別地区

生徒は298名の7クラス。これを5地区広域で受け入れをおこなった。上川北部地域で受け入れをおこなうのにもわけがある。近年、教育旅行はファームステイを希望する学校が多く、日帰り体験は全体の2割程度となっている。ファームステイの需要は多くあるものの、まだファームステイ可能農家は少なく、とりわけ上川北部地域はあまりない。それでも教育旅行での農業体験の誘致には積極的な地域で、グリーンツーリズム、体験観光の推進として各町村受け入れ体制をとっており、受け入れ農家もこれからどんどん増やしていく予定の地区。また、名寄市の北隣の美深町でも教育旅行に向けた誘致のための取り組みもはじまっている。

アグリテックでは、道北地域の観光活性化に力を入れており、農業体験事業でいえば少しでも受け入れ農家さんの経験を増やしていただこうと、日帰り農業体験があれば旅行会社と行程等確認して、上川北部地域に受け入れの協力をお願いしているわけだ。

<受け入れ地区>
・名寄地区(2クラス・74名)
・士別地区(1クラス・35名)
・剣淵地区(2クラス・74名)
・和寒地区(2クラス・78名)
・愛別地区(1クラス・37名)
ピーマンの芽かき作業@和寒地区
みんなで畑の草取り。。。その前にピース(^^)@士別地区

軽トラの荷台で記念撮影@名寄地区

上川北部地区ではこのところめっきり雨が降ってなかったようで、生徒たちにもカボチャなどの苗を植えてもらう予定もしていたが、この乾燥でさすがに定植には慎重になっていた農家さんが多かった。農業は自然との挑戦でもあり共生でもある。短い時間だったが、生徒のみんなには地元北海道の農業の一片でものぞけていただけたのではないだろうか。

昨日から旭川地区で受け入れをしていた兵庫県H丘学園高校のファームステイも13:30に無事解散式を迎え、終了した。6月は教育旅行、修学旅行のピークだ。