2012年6月12日火曜日

講演会レポート

「地域資源を活かしたECOツーリズムと写真に関するシンポジウム」開催

以前ご案内してました「地域資源を活かしたECOツーリズムと写真に関するシンポジウム」が昨日開催されました。アグリテックからは中田部長がパネラーとして参加しました。


講師は福岡大学法学部教授の岡本真一氏、ECO九州ツーリスト合同会社代表の寺崎彰氏。

第一部では両氏による取り組みの講演。岡本さんからは隠岐島前高校有志が第1回観光甲子園でグランプリを獲得した観光プラン「ヒトツナギ」の実施現場を撮影した映像作品「ヒトツナギ」をプロデュースされ、全国各地で上映をおこなっており、撮影しながら感じた隠岐島の地域再生の取り組みを説明していただきました。
岡本さんの隠岐島の取り組みはアグリテックも登録されている「地域再生マネージャー(ふるさと財団)」関係で、隠岐島にも大塚さんという地域再生マネージャーが入り情報交換を通じて知っていましたが、なんといっても特長は人口の1/8がIターン、Uターン組。その地域の魅力、地域の再生力とはを再認識しました。
●岡本さん執筆海士町の取り組みはこちら

また、寺崎さんからはご自身でやっておられる事業について説明されました。ECO九州ツーリストは営業所のある自治体および隣接する市町村の範囲内において企画旅行がきる第三種旅行業を取得し、着地型観光の現地旅行会社としてとくに九州中央部にそびえる脊梁山地を中心とした現地旅行を企画しています。もともと役場の職員で自分の住んでいる町に観光客を呼ぶには地域の宝である脊梁の魅力を広域でPRしていくべきと、2008年に退職し同社を設立。地域の歴史や自然をプログラム化し旅行を催行しています。


第二部では、パネルディスカッションとして大雪山でのECOツーリズムの可能性や写真を活用したツアーやプログラムについて意見交換されました。

パネルディスカッションの様子

アグリテックも着地型観光のコーディネート会社として、地域に眠るいろんな地域資源や宝を交流人口増加のための観光資源として提供できるようあらためて再確認したシンポジウムでした。