2012年12月21日金曜日

連載中「北海道経済新春1月号」発売のお知らせ

旭川を中心とする道北地域の政治・経済・文化の話題を毎月発行している月刊情報誌「北海道経済」。このたび、アグリテックの中田が1ページもらって2012年4月号から連載をしています。

「大人のための田舎学のススメ」として「今、農村空間がおもしろい」というタイトルで、主に農村で起きている今を、グリーンツーリズムや体験観光の角度から連載しています。

そんな第10回目のタイトルは「農業の6次産業化」と農家のチャレンジ心で地域を切り開こう」

オイラの連載も早くも残すところあと3回になってしまい、そろそろまとめ的なことも書いていく段階となってきているわけで、今回はちょっと農業政策的なお話しを。
農業の「6次産業化」というコトバを聞いたことがあるだろうか?農産物の生産(第一次産業)、食品加工・製造(第二次産業)、流通・販売、観光(第三次産業)を組み合わせ「1(次)×2(次)×3(次)=6次産業」といっている、つまり、農業、農家が多角的または他産業との連携による経営によって、農業、農村に高い付加価値や新たな食と農の関連したビジネスを創出していくという新しい産業形態という意味であるが。。。
 
・・・続きは、最寄りの書店、コンビニでご購入して読んでくださいね。

北海道経済2013年1月号 好評発売中 
1冊 700円

北海道経済2013年1月号













 

2012年12月18日火曜日

野菜づくり体験ファーム(第8回目)の様子

1年を通し全9回の取り組みをおこなう「野菜づくり体験ファーム」。先日の12/16(日)は第8回目の活動をおこないました。予定していた9日が会社の都合で1週間延期で開催しました。今回は、自主管理農園で育ててきた「じゃがいも」を乾燥させたのち、完熟越冬じゃがいもをつくるために、雪の中にじゃがいもを埋ける作業をおこないました。

じゃがいもは低温で貯蔵するとデンプンが糖に代わり、甘みが増すといわれています。しかし、北海道の場合、外は氷点下の気温。冬の保存方法に苦労します。そこで、野菜づくり体験ファームで毎年おこなっているのは、先人さんの知恵をお借りした「土中埋け込み」の保存方法で、越冬させています。

まずは、雪を除けて畑の土を出すまでが一苦労。例年雪は少ないのですが、先週降ったドカ雪と、今日に限って未明からしんしんと雪が降り積もり、腰くらいまで積もっていたので大変でした。雪を掘ったら今度は土掘りです。参加者のみなさんもヒーヒー言っていました。すみません(^_^;)。

土中埋け込みのため土を掘ってます!結構な重労働。
久しぶりに自分のジャガイモとご対面(^-^)
ムシロを敷いてジャガイモのベッドをつくります。
通気性と保温のためにモミガラを敷き詰めます
最後に土をほどほどにかぶせて土が固まらないように雪をのせて完成!
埋めた場所がわかるように支柱を立てました。

土の中の温度はだいたい1~2度。実は雪が保温してくれて、土の中は結構あったかいのです。参加者も「土はやわか~い」と言っていましたが、氷点下の外気に触れないので、畑を起こしたままのふかふかの状態なんです。しかも、雪のおかげで温度が一定に保たれます。自然を活かした天然の冷蔵庫なんですよ。

こういう保存するところを「室(むろ)」といいます。北海道の場合、炊事場などの床下にスペースをつくって、冬の野菜を保管してきました。入りきらない野菜は土の穴を掘って野菜を蓄えて厳しい冬を乗り越えてきたといいます。このような土を掘って野菜を保存する場所を「陸室(おかむろ)」と言います。

3月24日予定の次回は最終回。それまで、ゆっくりデンプンを糖分に代えて、ホクホク美味しい越冬じゃがいもとして「寒熟」していてくださいね。


★野菜づくり体験ファーム
5月から月に1回程度ずつ、全9回のプログラムを通し、みんなで楽しく野菜づくりをしていくプログラム。自主管理農園では今年は「とうきび」「じゃがいも」「大豆」の3種類の野菜づくりに挑戦。共同管理農園では「ピーマン」「トマト」「ナス」「カボチャ」など10数種類をみんなで共同でつくっていきます。月に1回ほど体験日を設け、調理体験などもおこないます。収穫したじゃがいもは越冬させ、翌年3月に掘り起こし、完熟越冬じゃがいももつくっていきます。
・第1回目 植え付け作業(5/27)のレポートはこちら
・第2回目 草管理・野菜の生育管理(6/24)のレポートはこちら
・第3回目 草管理・野菜の生育管理(7/22)のレポートはこちら
・第4回目 収穫祭(8/19)のレポートはこちら
・第5回目 畑の片付け(9/9)のレポートはこちら
・第6回目 調理体験(9/30)のレポートはこちら
・第7回目 豆腐づくり・カボチャランタン作り(10/21)のレポートはこちら
・第8回目 越冬野菜づくり
・最終回 越冬野菜掘り起こし(3/24予定)



 

2012年12月13日木曜日

今朝の樹氷はキレイだった

放射冷却の影響か、今朝はすごく冷え込むと思って外を見ると樹氷がたいへんきれいだった。北海道に住み始めて10年近くなる中田ですが、まだまだこのような景色には日々感動します。

 
 
 
 

2012年12月12日水曜日

「食育シンポジウム」が開催されました

昨日12月11日に、上川総合振興局・かみかわ食育推進ネットワーク主催の「食育シンポジウム」が士別市で開催されました。今回は、教育旅行や修学旅行、研修等でおっこなわれる農村体験を通じた食育がテーマです。約70名近くの人が集まっていただきました。アグリテックからは代表の中田が第2部のパネルディスカッションのコーディネーター役で参加しました。

第一部基調講演
基調講演では、十勝浦幌町より浦幌で農村体験の受け入れを実施している近江正隆さん(ノースプロダクション代表、NPO法人食と絆を育む会代表)から「思いやりの心を育む農山漁村生活体験」として講演されました。ビデオで事例を見ながらお話しされました。

近江正隆さん
近江さん自身東京出身で、北海道に憧れて十勝に住み始めたそう。船乗りの仕事を経験して、自然と人間の関係を思い知らされ、船で事故があって船乗り仲間に助けてもらったことで、農山漁村の人と人との深い絆の関係を改めて知らされたといいます。

農林漁業体験は「食」などの命の糧を生み出す大切な営み。しかし、消費者にとっては他人事という感は否めない。農業は大切、食育は大切といくら口で伝えても伝わることは少ない。それは実体験が伴っていないから。だから、生産現場で命を生み出す営みを一緒に体験することで、少なからず参加した消費者らは何かしら響くものがある。大手企業幹部の人材育成の研修に、農業体験プログラムを入れており、体験後の話し合いでは、企業人というよりは人間として食や命に真剣に向き合う議論などが活発にされたといます。

地元の子どもたちの受け入れ(ビデオ映像)

子どもたちの農業体験でも、背伸びをしない普段の生活を体験するファームステイなどを実施。限られた時間の中で、子どもたちに食の大切さや農業の大切さなどを伝えるのは難しい。そこで、実体験をした子どもたちに事後学習として振り返る作業(学校の授業や、農家のビデオレター、学校へ出前講座など)があると、さらに膨らむといいます。

学校で農作業体験後振り返りのための授業(ビデオ映像)

受け入れ農家も、なんのために受け入れているかという目的を明確にもっておこなうことが大切。受け入れ農家はそういう意味では、食の現場を知ってもらう役割があるので、ぜひどんどん受け入れてほしいといいます。

農業の跡取りや若い世代がどう農業を発信していくか、どう農業を腹に据えて職業
としておこなっていくか、次の世代の農家さんも真剣に考えている(ビデオ映像)

地元士別の小学校の農業体験学習発表
パネルディスカッションの前に、地元士別市の2つの小学校の農業体験学習発表がありました。地元の子どもたちも地域の産業である農業について自分たちで育てた感想、思いなどをしっかり発表していました。

士別市立温根別小学校の長いも栽培の発表
士別市立下士別小学校のビート栽培とお米栽培の発表



第二部パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、力不足ながらアグリテックの中田がコーディネーターをつとめ、基調講演の近江さんにもパネラーで入っていただき、「修学旅行の農業体験を通じた食育推進」というタイトルで議論を進めさせていただきました。



農業体験の受け入れ方法や、農家さんが伝えたいこと、また地域で受入体制の整備をどう進めていくかという、受け入れにあたっての体制づくりの話のほか、会場からの質問でどのように受け入れ農家を集めていくかということで議論していきました。

いろんな話が出ましたが、近江さんの基調講演にもあったように、農業体験を受け入れるにあたって、農家自身が何をもってどういう目的で受け入れているか、ということが大切で、受け入れている団体やこれから受け入れを行おうとしている農家さんも、もう一度このことを確認していくことが必要ではないかという話にもなりました。その中で、体験参加者が食育や農業の大切さなど素直に受け取れる場がこの農業体験なので、ぜひ農家さんはどんどん受け入れをしていってほしいということでまとめました。

修学旅行の農業体験は、子どもたち、学校側にとってみれば、思い出づくり、楽しみづくりという要素のほうが大きいので、教育旅行の農業体験で食育推進というのは大変難しいテーマでしたが、近くにこのような農の現場のない子どもたちなどにとってみれば、一生に一度の貴重な体験になるはず。遠回りかもしれないけど、このような体験の場を提供していくことで、子どもたちの中に実体験をしてもらい、今後の人生に活かしていってほしいものです。

  

2012年12月11日火曜日

旭川繁華街に鹿?!

昨日、旭川へ仕事の帰りに車通りの多い1条通りを走っていたら、路肩に動く物体が。よくよく見るとなんと鹿さんが立ち往生していた。



いったいどこから来たのだろう。近くに林などもなく、街のど真ん中。鹿さんたちのほうが人間より先に北の大地で暮らしていたわけで、なんとももどかしい。その後、警察と道路管理会社とで捕獲して、森に帰されたとか。



 

2012年12月10日月曜日

「BS日テレ北海道すたいる」の取材がありました

本日、BS日テレ「北海道すたいる」の番組取材がありました。東川の特集ということで、アグリテックで提供している理創夢工房の陶芸体験を取材してもらいました。

取材の様子

このほか、天人峡温泉やカフェなど、東川の観光情報が全国放送されます。BSですが、ご覧できる方はぜひ見てみてくださいね(^^)/

【放送日のご案内】
番組名 BS日テレ 北海道すたいる
放送地区 全国放送
放送日時 平成25年1月5日(土)11:30~12:00


【陶芸体験のご案内】
今回ご紹介した理創夢工房の滝本さんが指導してくれる陶芸体験です。実用的なカレー皿づくりをします。3色の粘土を使ってお皿にデザインをしていきます。誰でも簡単にできる陶芸作品です。
■期間:通年(10:00~16:00の希望時間帯)
■体験目安時間:2時間程度
■体験料:3,000円(指導料・材料費・税込)送料は別途
■最小人数:2名~
■予約制:体験希望日の前日まで

▼予約
こちらから予約できます。

▼問合せ
有限会社アグリテック
TEL:0166-82-0800 FAX:0166-82-3040
E-mail:agtec(a)agtec.co.jp
※迷惑メール防止のため(a)の部分を@に換えてご連絡ください。
 

2012年12月9日日曜日

「大雪山麓で健康増進モニターツアー(東川コース)」開催しました

大雪山エリアの森林環境を活用し、心身の健康増進と予防を行うことを目指す森林療法を取り入れた森林浴による健康増進プログラムの開発と大雪山エリアへの来訪者人口の増加を目的に、上川総合振興局の委託事業(委託業者:JTB旭川支店)の一環で実施している1泊2日のモニターツアー。美瑛、層雲峡、東川の3つのコースをJTBさんと協力してアグリテックでプログラム提供をおこない開催しています。

今回は美瑛、層雲峡に引き続き、最後のコースである東川コースを12月8日‐9日に開催しました。参加者は札幌近郊より14名の参加者です。

【1日目】
札幌を9:00に出発した一行は、お昼に東川町に到着しました。道の駅でアグリテックスタッフと待ち合わせし、カフェミディにて地元食材を利用した食事のあと、1日目の体験ポイント「キトウシ森林公園」にて森林ウォークとヨガの体験をしました。

▼キトウシ森林ウォークとヨガ体験
どのモニターツアーでも1日目は恒例の森林ウォークによる自分の健康状態を知る測定からはじめます。体調のセルフチェックと、血圧、ストレス測定をし、散策後に再度測定をおこない改善効果を目で見て体感していただきます。

唾液アミラーゼによるストレス測定中
事前測定のあとは、キトウシ森林公園で森林ウォークです。キトウシ森林公園は、標高は215mで下部広葉樹林帯(400m以下)に属し、北海道でも一般的な里山といわれている山です。イタヤカエデ、ミズナラ、オニグルミ、シナノキ、カシワ、シラカンバ、ナナカマドなどが生育しており、生活に馴染みのある森です。エゾリスなど野生動物にとっての棲み家でもあり繁殖地でもある安心できる里山です。

東川コースのガイドはアグリテックの山ガールツアーでも同じみのネイチャーガイドの鳥羽晃一さんです。森林ウォークといっても、季節は冬。季節柄緑のある森ではありませんが、こういう季節にしか体感できない森の声や木々のたくましさを知ることができると鳥羽さんはいいます。

キトウシの森の話をするガイドの鳥羽さん
森の中で小動物の足跡を発見。森の生き物について解説中。
木々の上を見てみます。
「樹冠」です。木の真下から上を見上げると木々のたくましさを知ることができます。
今度は木に耳を傾けて3分ほど瞑想タイム。森の声を聞いてみます。
森の匂いはフィトンチッドという物質を木々が出しています。とくに針葉樹の中でもトドマツなどはリラックス効果をうむαピネンという物質が多く含まれています。実際に葉をこすって匂いを嗅いでみます。

そうこうしているうちに、時間となり散策は終了。事後測定をおこなって、自分の身体がリラックスできたか数字で確認します。

散策後に再度、血圧・唾液アミラーゼによるストレス診断測定。

結果が出るまで、ヨガ体験です。本来ならば森の中でおこいたかったのですが、季節柄、外でのヨガは難しいので、屋内での体験です。ヨガのインストラクターは層雲峡コースに引き続き、武田ミカさんです。今回は、森林ウォーク後とのことで、整理運動的なメニューでおこなっていただきました。

は~い、それでは~♪森にいるような感じで~♪深く深呼吸しましょう♪

身体がほどよくリラックスされたところで、森林ウォークの診断結果と、森林ウォークによるストレス改善の解説です。講師は本プログラムのメディカル監修をお願いしているNPO法人北海道森林療法研究会(旭川医大住友和弘先生理事)の山村くんと久木田くんに解説していただきました。


結果は14人中、7名がストレス、血圧ともに下がり良好な結果に。本ツアーでは毎回優秀な結果が出て住友先生たちも不思議がっていますが、数字がきちんと証明してくれています。毎回のことですいが、ストレスが逆に上がったという方は、ふだんの適正値に戻ったとか、無意識に散策にストレスを感じてしまっているとかが要因にあったりしますが、気分が爽快であれば、数字は参考程度に考えてほしいとのことです。確かにアンケートを見れば、楽しかったとか、気分が晴れ晴れしたとかという意見が多くみられました。

この日はキトウシ森林公園をあとにし、旭岳温泉ラビスタ大雪山の温泉と食事で癒されていただきました。


【2日目】
森の中を歩くと気分がリフレッシュされるということが分かったので、2日目は、森を楽しむというコンセプトで森林ウォークを参加者それぞれの五感で楽しんでもらうようにしています。

▼旭岳原生林スノーシューハイク
東川コースの2日目は、場所を旭岳に移し、旭岳の原生林をスノーシューを履いて散策します。しかし、この日は昨日の夜から降り続く雪でたいへんな積雪量になっていました(^_^;)。下見でガイドの鳥羽さんがコースをつくっておいたところも跡形なく雪に埋まってましたが、こんな日もなかなか経験できないこともあり、参加者もたいへんワクワクしていました。

まずはスノーシューの装着です。
降ったばかりの雪はしまってなくフワフワなので、さすがにスノーシューを履いていても、腰まで沈んでしましましたが、参加者のみなさんは楽しそうです(^^)
トドマツの皮の匂いを嗅いでみます。
旭岳の原生林についてお話中です
フカフカなパウダースノーにジャンプ!こんなアクティブ体験もできるのが旭岳の雪の魅力です!

となんだかんだで2時間も旭岳の原生林を楽しみました。フワフワなパウダースノーと北海道最高峰の森に抱かれてまたとない体験ができました。このあとホテルでお昼を食べて、今回モニターツアー最後のツアーということで、東川道の駅にて、健康座談会です。


▼旭川医大住友先生と語る「森と健康座談会」
会場を東川道の駅「道草館」に移し、今回の自然体験のメディカル監修をしていただいているNPO法人北海道森林療法研究会の代表でもある旭川医科大学の住友先生にも加わっていただき、参加者との森と健康における座談会を開きました。

座談会の前に、ひがしかわ観光協会の鬼塚局長より、東川の観光PRをしていただきました。

ひがしかわ観光協会の鬼塚局長より観光PR

さて、座談会では、地元のハーブを使ったハーブティと、森の匂いのアロマをたいたりして、森にいるような空間をつくり開催しました。

旭川医大の住友先生。森林療法では多くのデータを積み重ねており、北海道では第一人者といっても過言ではありません。

まずは先生から森林ウォーキングの効果についてあらためて説明。
参加者のみなさんからたくさんの質問をいただきました
盛んな意見交換となりました。
森林ウォークと都市部での散策の違いについての質問や、本モニターツアーがどうビジネスシーンでプログラムとして受け入れられるかなど、様々な意見や質問があり、あっという間に予定時刻を過ぎてしましました。座談会のあとは15:30には東川を出発しみなさん札幌へ向かいました。


▼モニターツアー終了後はプログラム商品化していきます
美瑛、層雲峡、東川と3つのコースで、森林浴による健康増進モニターツアーを開催してきましたが、アグリテックとしても大雪山の豊かな自然を活用し、地元ガイドさんと一緒に、みなさんのアンケートの意見を参考にさせていただきながら、このような健康増進のためのプログラムを本格的につくっていければと考えています。その際は、ぜひご参加お待ちしております!
 
 
【モニターツアーについて】
本モニターツアーは、上川総合振興局の「かみかわ自然体感・健康増進推進委託事業」の一環で、JTB旭川支店が受託業者となり進めている取り組みです。大雪山エリアの恵まれた自然とそこで生活するみなさんとふれあいながら、大自然の持つパワーを体感し、心と身体をリフレッシュさせる観光ツアー造成を目的に実施しているモニターツアーです。
 ①森林療法に基づくフォレストウォークによる血圧・ストレス診断
 ②ヨガやアロマキャンドルつくりなどの癒し体験
 ③温泉、地元食材を利用した食事
 ④地元の観光資源を活用したオプションプログラム
の、4つの基本プログラムを組み合わせ、札幌発着の1泊2日のツアーで、ツアー中の体験プログラムはJTBさんと協力し、アグリテックで企画させていただいてます。美瑛町、上川町、東川町の3町村で3つのモニターツアーを実施します。 
■11/17‐18実施「美瑛町白金の森コース」のレポートはこちら
■12/01-02実施「上川町層雲峡の森コース」のレポートはこちら
■12/08-09実施「東川町キトウシの森・旭岳原生林コース」

▼プログラム内容のお問合せは
有限会社アグリテック
TEL:0166‐82‐0800 FAX:0166‐82‐3040
メール:agtec@agtec.co.jp
 
▼本事業のお問合せは
『大雪山麓の森で健康増進♪』モニターツアー事務局
株式会社JTB北海道 旭川支店
TEL:0166-24-2176(平日9:30~17:30)
メール:kitahokkaido@hkd.jtb.jp 担当:瀬川・鈴川
 
 
 

2012年12月7日金曜日

南国タイから「エアーボード体験」

本日は、グループ会社の剣淵のアルパカ牧場にて「エアボード体験」の受け入れでした。タイから30名ほどの団体ツアーでした。アルパカ牧場も最近、台湾や中国など外国からのお客さんが立ち寄っていただいてます。

現在、エアボードは30機ほどあります。
まずは、緩やかな斜面で練習です。エアボードは乗り方さえ分かれば誰でも簡単に滑ることができます。
練習で滑れるようになったら、今度は山の頂上から滑走しました。雪自体はじめてという方も多い中、みなさんなかなかの滑りでした。

今シーズン初の受け入れで、積雪が心配でしたが、先日の雪のおかげで大丈夫のようです。今年もエアボード体験の受け入れがはじまりました。みなさんもぜひ体験してみませんか?アルパカにも会えますよ!

みんな待ってるよ♥


【エアボード体験】
 エアボードは空気で膨らませたボードにうつぶせに乗り、体重移動で曲がることができるスイス生まれの新しいウインタースポーツです。アグリテックでは、体験ツアーを実施しています。ぜひ、楽しんでみませんか?

▼プログラムメニュー
3つのメニューを準備しています。いずれもアルパカ牧場入園券、エアボードレンタル費、傷害保険料、ガイド費、消費税がふくまれます。
Aコース:はじめてのエアボード体験 おひとり3,000円
10:00~14:00までの希望時間(1時間程度の体験となります)
Bコース:半日ツアーコース(専属ガイド付) おひとり5,250円
AMの部/10:00~12:00、PMの部/13:00~15:00
Cコース:一日ツアーコース(専属ガイド付) おひとり8,400円
終日(10:00~15:00)

予約の有無:すべて事前予約制です
催行人数:2名~最大6名
必要なもの:スキーウェア、防寒ブーツ、手袋、ニット帽などスキーやスノーボードができる服装が望ましい。尚、スキーウェア、防寒ブーツはレンタルあります。


エアボード体験チラシはこちらよりダウンロードできます(PDF:141KB)


▼お申し込み・お問合せ
有限会社アグリテック
TEL.0166‐82‐0800 FAX.0166‐82‐3040
E‐Mail:yoyaku@agtec.co.jp




 

2012年12月3日月曜日

「大雪山麓で健康増進モニターツアー(上川層雲峡コース)」開催しました

大雪山エリアの森林環境を活用し、心身の健康増進と予防を行うことを目指す森林療法を取り入れた森林浴による健康増進プログラムの開発と大雪山エリアへの来訪者人口の増加を目的に、上川総合振興局の委託事業(委託業者:JTB旭川支店)の一環で実施している1泊2日のモニターツアー。JTBさんと協力してアグリテックでプログラム提供をおこない開催しています。

今回は美瑛に引き続き、第2回目のコースである上川町層雲峡コースを12月1日‐2日に開催しました。参加者は札幌近郊より11名の参加者です。

【1日目】
札幌を9:00に出発した一行は、お昼に層雲峡に到着。本日の宿泊施設でもある層雲峡温泉「ホテル大雪」さんの一室に集合。本日のメイン体験である森林ウォークとアロマキャンドルづくり体験を実施。夜はナイトウォッチングを予定していましたが、あいにくの天気のため残念ながら中止となってしまいました。

▼層雲峡「紅葉谷」森林ウォーク
どのモニターツアーでも1日目は森林ウォークによる自分の健康状態を知る測定からはじめます。体調のセルフチェックと、血圧、ストレス測定をし、散策後に再度測定をおこない改善効果を目で見て体感していただきます。今回は、本プログラムのメディカル監修をしていただいているNPO北海道森林療法研究会理事長でもある旭川医大の住友和弘先生に直接来ていただき、診断と測定をおこなっていただきました。

手前が住友先生。血圧測定と唾液アミラーゼによるストレス診断をおこないます。

層雲峡コースのガイドさんは、地元層雲峡で「黒岳ロープウェイ」を運営している「りんゆう観光」の高橋智樹さんです。地元ならではの層雲峡の魅力をお話ししていただきました。

ガイドの高橋さん

今回の散策は、季節柄、とくに層雲峡は山深い地域なので、雪の上を歩くのに最適なスノーシューを履いての散策です。住友先生のお話とガイドの高橋さんから散策の説明のあと、いざ散策に向かおうと思ったら、結構な雪が降ってきて、吹雪いてきました(>_<)。それでも、森の中に入れば雪は落ち着くので、出発しました。

横殴りの吹雪の中出発。。。

散策コースの「紅葉谷」はホテル大雪さんよりちょっと先に入口がある層雲峡の隠れた観光スポット。その名の通り紅葉時には一面の紅葉が楽しめる散策路です。片道30分でその先には柱状摂理から流れる「紅葉滝」を見ることができます。季節を問わず楽しめる自然散策路ですが、とくに冬期は深い雪に覆われるため土地勘のある人と必ず同行してくださいね。

今回のモニターツアーでは紅葉滝までは積雪もあり少し危険箇所もあるためそこまでは行きませんが、散策路にあるカエデやトドマツなど紅葉谷の森を楽しみます。

紅葉谷について解説中のガイドの高橋さん
奥へ奥へ進んでいきます。
癒し効果のある森の香り「αピネン」を多く含むトドマツの葉を触ってみます。
スノーシューもだんだんとみなさん慣れてきました。
雪の上に寝転んで森の声を聞いてみます。冬の森の空も見上げてみます。

 と、だいたい60分くらいの散策後、ホテルに戻り血圧とストレスの散策後の測定です。みなさん変化はみられたでしょうか?

唾液アミラーゼによるストレス診断。血圧も測定します。

測定結果はその場で、住友先生がPCで入力し、森林ウォークの効果を含めてみなさんに解説していただきました。

住友先生より森林ウォークの効果について解説中
本日のみなさんの結果。血圧、ストレスともに改善した人は11人中5人。

血圧やストレスが下がる人もいれば、逆に上がる人もいます。これは、適正値に戻ったとか、普段慣れないスノーシューを履いたことで体の疲れ度が増したとかいろいろ要素はありますが、それとは逆に、アンケートによれば精神的にはみなさんリラックスしているので、数字はあくまで参考ということでした。


▼アロマキャンドルとアロマオイルスプレーづくり体験
森林ウォークのあとは癒し体験として、森の香りエキス(アロマオイル)を使ったアロマキャンドルづくり体験をおこないました。下川町のトドマツのオイルのほか、市販されているローズウッド、ヒバ、ユーカリなど木の成分オイルを使って作りました。作ったキャンドルやスプレーは本日の宿泊部屋で使っていただきリラックスしていただきました。

ろうそくを鍋で溶かてアロマオイルと色を入れます。
カラフルなキャンドルが出来上がりそうです。雪を使って冷却中。
最後に芯を切って完成です。
アロマスプレーもひとりひとり作っていただきました。

この日はナイトウォッチングが天候不良のため残念ながら中止となってしまいましたが、ホテル大雪さんの温泉は3つの大浴場があり、ホテルの温泉コーディネーターの方に説明してもらい、3つの温泉を楽しんでもらいゆっくりした夜を過ごしていただきました。


【2日目】
森の中を歩くと気分がリフレッシュされるということが分かったので、2日目は、森を楽しむというコンセプトで森林ウォークを参加者それぞれの五感で楽しんでもらうようにしています。

▼ヨガ体験
その前に、朝の運動として「癒し体験その2」として早朝ヨガを体験していただきました。本来は森の中でやるのがいいのですが、季節柄屋内で実施しました。講師は旭川周辺でヨガ教室を開催している武田ミカさんです。


ヨガ体験のあとは、冬の層雲峡の代名詞でもある「氷瀑祭り」の準備で忙しい上川町の層雲峡観光協会の中島局長も駆けつけていただき、上川町および層雲峡の観光PRをしていただきました。

層雲峡観光協会の中島局長

▼森林ウォークその2
さて、早朝ヨガでリラックスしたあとは、森林ウォークその2として、黒岳ロープウェイを使って黒岳7合目から5合目まで原生林スノーシュー散策の予定でしたが、この日は快晴にも関わらず強い風が吹いており、残念ながらロープウェイが運休(>_<)。そこで、層雲峡の観光スポットのひとつである「銀河・流星の滝」での散策に変更となりました。

まずは層雲峡ビジターセンターにて層雲峡の自然について学びました。
「銀河・流星の滝」でスノーシュー散策。後ろに見えるのは「流星の滝」。すでに滝は凍っています。凍った滝はアイスクライミングのスポットしていろんな方が挑戦しにくるそうです。
散策路近くには川が流れています。石狩川のホントの上流です。その川の音を耳を澄まして聞いてみたり・・・。
巨木に抱きついて木のぬくもり、雄大さを体感してみたり・・・。
トドマツを見つければ参加者も進んで触ってみたり・・・。
最後は雪山をみんなで一気に下るアクティビティがあったりしてたいへん楽しく過ごしました。

ロープウェイが残念ながら運休でしたが、銀河流星の滝周辺の森も十分に楽しめる散策コースです。今度はロープウェイが動いているときに、ぜひまた遊びに来てくださいね! このあと、ホテル大雪さんで昼食をとって、みなさん札幌の帰路につきました。

今週末は、モニターツアー最後の東川コースです。



【モニターツアーについて】
本モニターツアーは、上川総合振興局の「かみかわ自然体感・健康増進推進委託事業」の一環で、JTB旭川支店が受託業者となり進めている取り組みです。大雪山エリアの恵まれた自然とそこで生活するみなさんとふれあいながら、大自然の持つパワーを体感し、心と身体をリフレッシュさせる観光ツアー造成を目的に実施しているモニターツアーです。
 ①森林療法に基づくフォレストウォークによる血圧・ストレス診断
 ②ヨガやアロマキャンドルつくりなどの癒し体験
 ③温泉、地元食材を利用した食事
 ④地元の観光資源を活用したオプションプログラム
の、4つの基本プログラムを組み合わせ、札幌発着の1泊2日のツアーで、ツアー中の体験プログラムはJTBさんと協力し、アグリテックで企画させていただいてます。美瑛町、上川町、東川町の3町村で3つのモニターツアーを実施します。
■11/17‐18実施「美瑛町白金の森コース」のレポートはこちら
■12/01-02実施「上川町層雲峡の森コース」
■12/08-09実施予定「東川町キトウシの森・旭岳原生林コース」
 
▼プログラム内容のお問合せは
有限会社アグリテック
TEL:0166‐82‐0800 FAX:0166‐82‐3040
メール:agtec@agtec.co.jp
 
▼本事業のお問合せは
『大雪山麓の森で健康増進♪』モニターツアー事務局
株式会社JTB北海道 旭川支店
TEL:0166-24-2176(平日9:30~17:30)
メール:kitahokkaido@hkd.jtb.jp 担当:瀬川・鈴川