2013年2月23日土曜日

「かみかわ自然体感・健康増進フォーラム」が開催されました

先日2月9日(土)に、ご案内してました「かみかわ自然体感・健康増進フォーラム(上川総合振興局委託事業:事業主体JTB北海道旭川支店)」が、旭川市勤労者福祉会館にて開催されました。

このフォーラムは大雪山エリアの森林資源を健康づくりや観光づくりに活かしていこうと、森林療法の取り組みを実施している旭川医大の住友先生を講師に、森林浴を活用した地域活性化をテーマに講演と事例の紹介、第2部ではパネルディスカッションをおこないました。

住友先生よりご講演

まず住友先生からは、森林散策による血圧低下やストレス解消などの効果がみられるデータ等を紹介していただきながら、森林浴を活用し温泉や観光、健康などを組み合わせて地域一体となった活用が必要という提案がありました。

また、事例紹介では、島根県飯南町の飯南病院の三上副院長より「森林セラピー基地」での地域医療の取り組み、また同じく同セラピー基地認定になっているオホーツク管内津別町の「ランプの宿森つべつ」の上野支配人からは、森林セラピーの運営方法を中心に紹介いただきました。同じく道東釧路管内弟子屈町で着地観光の旅行会社の「ツーリズムてしかが」代表の白石さんからは、地域資源を活用した観光についての紹介がありました。

津別の森つべつ、弟子屈の白石さんのところは、先進地視察で現地でも勉強させていただきましたが、森や地域資源を活用した健康づくり、観光活性という点でまた勉強させていただきました。

▼先進地視察の様子はこちら
・11/13-14津別町森林セラピー基地視察


第2部のパネルディスカッションでは、「森の香りでつくる健康と観光の未来」と題し、東川町のキトウシ森林公園を管理している東川振興公社の山森社長も加わり、森の活用と地域活性についてさらに掘り下げて意見が交換されました。

パネルディスカッションの様子

フォーラムの前半では、これら森を活用した健康、観光のプログラム検証という形で、JTBさんと一緒にアグリテックとして体験プログラムの企画協力および住友先生のメディカル監修の協力のもと、以下のようなモニターツアーを実施してきました。そのダイジェスト版映像も流れ、参加者のみなさんにもイメージが伝わったと思います。

▼モニターツアーの様子はこちら
11/17-18 美瑛町白金の森コース
12/1-2 上川町層雲峡コース
12/8-9 東川町キトウシの森・旭岳コース


アグリテックでは、これらを実施してきたモニターツアーや、本フォーラム等を参考に、大雪山地域の森を活用した森林プログラムや健康増進プログラムを、地元ガイドさんらと一緒につくっていければと思いますので、よろしくお願いします。