先月の28日、上富良野町で「かみふらの教育ファーム推進協議会」の設立総会がおこなわれ、アグリテックから中田が教育ファームでの体験事例や受入のポイントなどについてお話しをさせてもらった。
ところで「教育ファーム」というコトバはご存知だろうか。1990年代初頭にフランスで生まれたコトバで、青少年や一般市民に対し業の関心を高めてもらうことを目的に栽培方法や食品の安全、農業・農村の役割などを伝える媒体的な位置づけとして農村の発展を図っていこうと取り組まれている。
日本でも「教育ファーム」というコトバはあり、提唱者である農水省では「『体験学習』を通じて、生命あるものを「育てる」仕事を知り、『食の大切さ』に気づき、『自分自身の成長』に気づく「場」。その結果、体験者の意識は『変わり』、支えてくれる人々が『つながって』いく活動」としている。H21年度~2年間、農文協が実施主体となり「教育ファーム推進事業」を実施。教育ファームの全国普及を図った。そのとき、北海道事務局としてアグリテックは関わらせていただいた。
今回、「かみふらの教育ファーム推進協議会」では、事業としては農業体験の受入が主ではあるが、その中で農家先生として農や食を伝えるのに体験だけではなく食農的な「教材」を用いて分かりやすく伝えていこうというのが特徴で、農業や農村の持つ質を高めていくことを目的のひとつにしている。
音頭をとった同町東中地区でニンジン工房として法人経営している多田さんは「上富良野を訪れる人や、地域の子どもたちに、農業や食の大切さを伝え、上富良野の農業、そして自分が住んでいる町のファンになってもらいたい」とご挨拶。その中で、多田さんが体験受入時に使用している教材の紹介もあった。
会員農家は現在28戸。農業体験自体受入の経験のない農家さんもいるが、呼びかけに賛同してもらっただけでもありがたいと多田さんは言う。当面は、修学旅行などの受入などを中心に農業体験の受入の経験をしていくことからはじめていくという。
「教育ファーム」という冠の付いた受入組織はおそらく道内でもはじめてだろう。連携団体としてアグリテックも入っており、農業、農村の魅力を「教育ファーム」という受入で今後いろんな面で協力していければと思う。
※上富良野の教育ファーム受入の取り組みは月刊誌「北海道経済」で中田が連載中の「今農村空間が面白い(H24年12月号)」でも紹介しています。
ところで「教育ファーム」というコトバはご存知だろうか。1990年代初頭にフランスで生まれたコトバで、青少年や一般市民に対し業の関心を高めてもらうことを目的に栽培方法や食品の安全、農業・農村の役割などを伝える媒体的な位置づけとして農村の発展を図っていこうと取り組まれている。
日本でも「教育ファーム」というコトバはあり、提唱者である農水省では「『体験学習』を通じて、生命あるものを「育てる」仕事を知り、『食の大切さ』に気づき、『自分自身の成長』に気づく「場」。その結果、体験者の意識は『変わり』、支えてくれる人々が『つながって』いく活動」としている。H21年度~2年間、農文協が実施主体となり「教育ファーム推進事業」を実施。教育ファームの全国普及を図った。そのとき、北海道事務局としてアグリテックは関わらせていただいた。
今回、「かみふらの教育ファーム推進協議会」では、事業としては農業体験の受入が主ではあるが、その中で農家先生として農や食を伝えるのに体験だけではなく食農的な「教材」を用いて分かりやすく伝えていこうというのが特徴で、農業や農村の持つ質を高めていくことを目的のひとつにしている。
音頭をとった同町東中地区でニンジン工房として法人経営している多田さんは「上富良野を訪れる人や、地域の子どもたちに、農業や食の大切さを伝え、上富良野の農業、そして自分が住んでいる町のファンになってもらいたい」とご挨拶。その中で、多田さんが体験受入時に使用している教材の紹介もあった。
会長のニンジン工房多田繁夫さん。多田農園ではニンジンの成長について見やすい暦にしたパネルをつくって説明する場を設けているといいます。 |
細川農園さんでは、普及所と一緒につくったという箱型紙芝居BOX。 |
会員農家は現在28戸。農業体験自体受入の経験のない農家さんもいるが、呼びかけに賛同してもらっただけでもありがたいと多田さんは言う。当面は、修学旅行などの受入などを中心に農業体験の受入の経験をしていくことからはじめていくという。
「教育ファーム」という冠の付いた受入組織はおそらく道内でもはじめてだろう。連携団体としてアグリテックも入っており、農業、農村の魅力を「教育ファーム」という受入で今後いろんな面で協力していければと思う。
※上富良野の教育ファーム受入の取り組みは月刊誌「北海道経済」で中田が連載中の「今農村空間が面白い(H24年12月号)」でも紹介しています。