2016年11月26日土曜日

「山の日制定記念シンポジウム」開催

今年より8月11日が「山の日」として国民の祝日に新しく加わることとなり、その施行を記念し北海道の屋根でもある大雪山国立公園について考えるシンポジウムを12月4日(日)に富良野市民文化会館で開催します。今回は大雪山の隠れた魅力あるフィールドである「原始ケ原」がテーマ。原始ケ原は大雪山国立公園を構成する山の一つである花の百名山としても人気の富良野岳とその裾に広がる高層湿原帯で、そこからもたらせる豊富な水資源は農業を潤し富良野の大地を豊かに育んでくれています。一方で、近年登山者の踏圧による湿原の裸緑化なども見られるようになってきていることから、今年から湿原の植生復元の取り組みもはじまっています。山の日施行を機に、原始ケ原の現状や課題、また世界に通用するナショナルパークとしてその利用や保全、そして大雪国立公園の魅力について考えていきます。
開催にあたって特別講演にアウトドアメーカー株式会社モンベルの代表取締約会長兼CEOの辰野 勇氏を迎えアウトドア目線からの地域活性についてお話しをいただきます。また原始ケ原の利用と保全について合同会社北海道山岳整備の岡崎哲三氏を迎えて原始ケ原の利用と保全や現状について報告や、引き続き辰野氏、岡崎氏も参加いただきながら富良野岳の利用保全におけるパネルディスカッションをおこないます。また会場では装備や地図の読み方、マナーなど、登山の知識を学べる展示ブースも設置。ぜひみなさんで考えてきませんか?ご参加お待ちしております!

<開催概要>
【期日】平成28年12月4日(日)
【時間】13:00~16:00(12:30開場)
【場所】富良野文化会館(住所:富良野市弥生町1-2)
※富良野市役所の隣の施設です。お車の方は富良野市役所駐車場をご利用ください。
【参加費】無料
【定員】100名
【主催】環境省北海道地方環境事務所、富良野市、大雪山国立公園連絡協議会
【後援】(一社)ふらの観光協会、富良野山岳会、国土地理院北海道地方測量部、上川南部森林管理署、上川総合振興局、山のトイレを考える会、北海道山岳連盟、北海道勤労者山岳連盟、日本山岳会北海道支部
<スケジュール(予定)>
12:30/OPEN
13:00~13:05 開会
13:05~13:20 主催者挨拶
13:20~14:30
第1部:特別講演&報告
<特別講演(13:20~14:10)>モンベル辰野氏2
「地域活性を考えるアウトドアスポーツ7つのミッション」
講師:辰野勇氏(株式会社モンベル代表取締役会長兼CEO)
<報告(14:10~14:30)>
「原始ヶ原の利用と保全の状況と今昔」
報告者:岡崎哲三氏(合同会社北海道山岳整備)、藤野翔太氏(富良野市商工観光課)
~休憩(10分)~
14:40~15:50
第2部:パネルディスカッション渡辺氏2
「ナショナルパークとしての富良野岳の利用と保全の在り方とは」
コーディネーター 渡辺悌二氏(北海道大学大学院地球環境科学研究院教授)
パネリスト
・辰野勇氏(株式会社モンベル代表取締役会長&CEO)
・山名賢一氏(富良野山岳会 理事長)
・山崎敬嗣(上川南部森林管理署長)
・岡崎哲三(合同会社北海道山岳整備)
・藤野翔太(富良野市商工観光課)
・石田美慧(東川自然保護官事務所 自然保護官)
●申し込みは事前申込制です
参加希望の方はイベント運営事務局(アグリテック)までお知らせください。詳しくはこちら↓
http://www.agtec.co.jp/?p=3284